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日本語・英語・初心者・方言の各モード

ちょっとキザかも知れませんが、私は英語で話しているときは、完全に英語モードに変わっています。このモードが変わっていないと、たいていうまくいきません。

たとえばスキットの内容を考えているときは、一切日本語では考えていないのです。

言語によって、どうも頭の使う場所が違うみたいです。人格すら違う、というお話もあります。

標準語とはかなり異なる方言を話す地方出身者の場合でも、家族や地方の友達には地方の言葉を話し、都会ではそこの言葉で生活している人も多いでしょう。

意識的にモード切替できる人と、気づかずにいる人もいます。

もちろん、切り替えたつもりでいても、実は地方にしか伝わらない言葉を使ってしまうこともあります。

地方であれ、標準語であれ、ある意味、別の言語を話しているようなものです。

たとえば、地方からか大阪に出てきていて、大阪弁をかなり流暢に話せるようになったとします。

その人が、大阪弁を話しているときに、いちいち頭の中で言葉を変換してはいないのです。

たとえば「そやな」と言うときに、「そうですね」を大阪弁に直して・・・などとはやっていないのです。人間の脳の言語処理速度はかなり遅いようです。

ひっかかったときに、変換することはあるでしょう。

でも、変換をやっていたら、頭がすごく疲れるのです。

ブラインドタッチを覚えた人に、1つ1つキーボードを見ながら打つことを要求しているようなものです。

そんなことはできないのです。

ですから、日本語を話すときは日本語で考え、地方の言葉を話すときは地方の言葉で考えるのが普通でしょう。

このように、「英語を話す」ためには、英語で考え、英語モードにしなければならないことはおわかりいただけたと思うのですが、はじめはすぐに日本語モードに戻ってきたりするものです。

子供が外に遊びに行っても、思うようにできなかったり、あまり楽しくないとすぐに家に帰ってくるようなものです。

でも、できるだけ、別の言語の世界にどっぷり使った方が、早くその言語のモードになります。

お友達の家に行って、思いっきり遊んでいると、家に帰りたくなくなります。「ここに泊まる」と言いだすかも知れません。

その状態を作るのに、私は「初心者モード」が必要ではないか、と考えています。

私たちは、日本語が不慣れな子供とか外国人に対して話すときに、ゆっくり話したり、むずかしい言い回しを避けて丁寧に話すことがあります。

日本語にも、英語にもその「初心者モード」があるのです。

初心者モードのいいところは、語彙が限られるので、語義や文の内容がつかみやすくなることです。

話す側としては、発音や抑揚、全体のリズムなどがゆっくりと することができるので、よりネイティブに近い英語で話すことができます。

何よりも、滑らかに話せるようになるのが、英語習得の必須だと思います。

私に英語を教えてくれたイギリス人教師のフィリッパ・ラッセルさんは、よく「リンキング(つながり)ない」と、日本人英語の欠点を、私たち日本人生徒たちに指導されました。

ガタン、ゴトンしているのです。

和製英語の話し方だと、聞いている人にストレスを与えるので、速く話さなくてもいいので(スピードは落としても)、つながりがスムーズな英語で話すように努める方がずっといいのです。わかりやすいのです。

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