Home > ちょっとブレイク > 単数形、複数形とゼロ

単数形、複数形とゼロ

2009/04/07

英語を学んで最初に気付くのが、物を表わす言葉(名詞)には、単数形と複数形があるということでしょう。

実は、このあたりのところが、日本語とは大きく違うので、戸惑ったり、思い違いを起こすこともあります。

私は「ききまね英語」をお勧めしているので、あまり文法だの理屈だのを申しあげたくないのですが、文法の要点を理解していると、後々、「あっそうか」と分かることもあると思いますので、今回は、少しだけ名詞のお話にお付き合いください。ただし、「文法は絶対ではない」こともご理解しておいてください。

英語の名詞は、大きく分けて数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)というものがあります。

「ペン(pen)」とか「バス(bus)」とか、具体的な事物を表わすものは可算であることが多いのですが、「水(water)」や「空気(air)」のように流動性のあるものは不可算名詞とされますし、抽象的な言葉は不加算名詞のことがよくあります。でも、それも絶対ではなく、「idea」など「two ideas」というように使う場合もよくあります。

water が不可算名詞であると申し上げましたが、 two coffees と複数形(可算名詞)になることもあります。

この、単複の問題は、単に名詞の形や発音だけでなく、

Two ideas are

のように動詞(ここではbe)の活用形に影響を与えることが重要なことです。これを「数の一致」と言います。

英語という言語は、数(number)や時制(tense)の一致をきちんとできれば、すごく聞きやすくなりますが、数の一致や時制の一致ができていないと、とても聞きづらくなったり、誤って理解することも起こしてしまいます。

さて、名詞の分類の話に戻りましょう。

名詞は可算名詞か不可算名詞に分かれますが、可算名詞には、通常の名詞(ここでは単数形と複数形の両方を持つこの名詞を「一般可算名詞」と呼びましょう)と、単数名詞、複数名詞、単複同形名詞などがあります。

たとえば、残念というときに a pity という表現をしますが、これは単数名詞です。pities という言い方はないからです。

「人々」という意味の people は複数名詞です。この意味で単数として扱われることはないからです。また、 sheep はa sheep という表現で単数を表わすことも、 sheep で複数を表わすこともできますので、単複同形名詞と呼ばれます。

さて、これからが本論になります。

二人は two people です。では、一人はどう表現しますか?

one people とは言えないので one person というように単語自体が変わってしまいます。

あれ、じゃ two persons と two people は何が違うのでしょうか?

two people というのが普通の言い方です。もし、 two persons と言えば、やや硬い表現になります(例えば施設の収容人数を言うときに「300 people」は一般的な言い回しですが、「300 persons」の方が、きちんと仕様書に書かれている表現になります)

では、ゼロの場合どうでしょうか?

ニュアンス、そして使われ方の違いはありますが、no people でも no person あるいは no persons でも文法的にはOKです。

英語は単数(1)か、複数(2, 3, 4, …)を表わすわけですが、本来、ゼロや負の数を表わすようにはなっていないのです。ですから、ゼロの場合は、単数形を使っても、複数形を使ってもOKであることがほとんどだと考えていいと思います。

たとえば1メートルは 1 meter (ウァン・ミィーター)、2メートルは 2 meters(トゥー・ミィーターズ)ですが、じゃ、ゼロの場合は?となると、

0 meter でも 0 meters のいずれでも許される、という意味です。1の場合だけ単数形を使うという形式に統一されることも多いので、複数にしておけばまあ、大丈夫ということが多いのではないでしょうか。

日本語には複数形がないので、つい単数形で言ってしまい、そのためミスコミュニケーションを起こすことが時々ありますので注意が必要です。

名詞の単複は動詞の活用形に影響を与えるお話をしましたが、名詞にはいっしょに利用される「a」「the」という冠詞の扱いが非常に重要であって、日本人には扱いにくいものです。

ただし、英語以外の欧州の言語、たとえば、フランス語などのラテン系の言葉、ドイツ語、ロシア語などを学ぶとわかるのですが、英語以外の欧州の言語の方が、性や格などのため、非常に複雑な体系をなしています。

可算名詞には、不定冠詞(a)も定冠詞(the)を付けることができますが、無冠詞で使われることはあまりありません(ただしby busのように手段を表わすときは無冠詞という例外はあります!)。

△bus
○a bus
○the bus
○buses
○the buses

しかし、不可算名詞には不定冠詞をつけることはできません。

○water
× a water
○the water
×waters
×the waters

これまでご説明した、いわば中学程度の英語文法の知識はたいていの方は持っておられるでしょう。でも、文法知識を思い出したりせずにスラスラと使えるようになることが目的でなわけです。要は

・単複で活用させる
・適切な冠詞を付ける(または付けない)
・動詞を名詞の数で一致させる

の3つの原則を適切に適用するだけで、名詞の問題はほとんど解決されるわけです。

そして、あとは慣れることが一番です。

さて、最後に問題です。高さ10,000メートルを飛行する飛翔体を英語で言うとどうなるでしょうか?

a flying object at a hight of 10,000 meters

正しく冠詞を付けらましたか?正しく複数形に出来ましたか?

↓ リンクをクリックしてください 。人気ブログランキングへ一票投じられます!↓
人気ブログランキングへ

admin ちょっとブレイク , ,

Comments are closed.