エジンバラのホテルでの問答
ずいぶん昔の話なのですが、兄(現在、在フィリピン日本大使館公使・総領事)の結婚式を古都ケンブリッジで開き、その後両家で英国スコットランドを旅行していたのですが、その途中立ち寄った、エジンバラのホテルでのことです。
私はスコットランドは初めてだったのですが、とりたてて、英語の違いは感じていませんでした。いわゆるブリティッシュ・イングリッシュが聞き取れれば問題なさそうです。
ホテルでチェックインしたあと、翌日の朝食をどうするか、ホテルの女性クラークから聞かれました。
何と英語で言ったか覚えていませんが、おそらく「Yes, please.」とでも言ったのでしょう。
すると
Will ten to [i:t] be OK?
と尋ねてきました。[i:t] はもちろん、食事の話ですから eat しか考えられません。
どういう意味なのか、とっさにはわからず、つい、聞き返してしまいました。
Do you mean ten ‘minutes’? (10分という意味ですよね?)
すると
Yes.
というのです。そうすると、
Will ten (minutes) to eat be OK?
つまり、「食べるのは10分でいいですか」と聞かれたことになります。
OK, we can try. (ええ、10分で食べるように頑張ってみますけど)
とでも答えたような気がしましす。
が、一瞬して、わかりました!クイズの答えがわかったようなものです。
Ah, ten to eight? (8時10分前?)
すると
Yes, ten to [i:t]!
うーん。びっくり。
「8」のことを [eit] ではなく [i:t] とスコットランド英語では発音するのです!
オーストラリア英語では「day」の [ei] が [ai] になる話はよく聞かれていると思います。
また、ニュージーランド英語では、ten の発音が、日本人には [ti:n] と聞こえます。
このように母音が違う場合は、全然別の語のように聞き取れてしまいますので要注意ですね。
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