Home > ちょっとブレイク > なぜYouに単数形がなくHe/SheはItと同じ扱い?

なぜYouに単数形がなくHe/SheはItと同じ扱い?

いろんな言語を勉強してみると、日本語の特徴や英語の特徴も改めて認識することがあります。

たとえば英語の You は一人でも You だし、二人でも You です。

どうして、単複の違いがないのでしょうか?

不都合はないのでしょうか?

言語学者に訪ねた方がいいのかもしれませんが、いくつか私見を述べてみたいと思います。

英語に限らず、多くの言語では(例えば私が2年ほど滞在したアフリカ中東部の言語でも)、単数の You と複数の You がある場合に、複数の You は丁寧あるいは尊敬を含めた言い方である場合が多いと感じます。

つまり、

(a) You is

と仮に言えたとして、この表現と

(b) You are

という表現を比較すると、明らかに後者が丁寧な言い回しなのです。

おそらく、面と向かって言う人に対して、「is」を使うのは失礼であったのではないでしょうか?

ドイツ語の場合 Du(おまえ)と Sie(あなた)とを使い分けますが、英語では You しかないので、「are」という動詞に収斂されていったのではないでしょうか?

それとは反対に、彼や彼女に対して He/She という代名詞を使いますが、

(1) He is

(2) She is

とちゃんと is が使えるのです。

これは

(3) It is

と同じです。物と同じ扱いでも、近くにいないので(失礼に当たらず)使えるのです。

きっとそうではないか、と考え、アメリカ人に話したことがありますが、

「わからない」

でした。残念!

印欧語族の言葉は、主語と主動詞(動詞句のメインの動詞)との人称と数の一致を行います。

アラビア語も多少印欧語族に近いのですが、この言語の場合は、性と一致するそうです。

彼が食べるのと、彼女が食べるのでは、「食べる」という動詞の活用形が異なるそうです。

笑い話ですが、女性が話すアラビア語を学んだ男性がその言葉を使うと、周囲から笑われてしまったそうですが、それは主語の性により、動詞が違うから、女性動作を表わす表現をしていたそうです。

日本語でも、男言葉、女言葉がありましたが、だんだん違いがなくなってきたいように思われます。

日本語では「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と性によって年上の兄弟を呼び分けます。

私がいたアフリカでは、性の違いはなく、自分の兄・姉に対する呼び方(語)がありました。

もちろん、これは英語などにない現象です。とても面白く思いました。

↓ リンクをクリックしてください 。人気ブログランキングへ一票投じられます!↓
人気ブログランキングへ

admin ちょっとブレイク , , , , ,

  1. No comments yet.
  1. No trackbacks yet.